ツンデレ姫

16/16
121人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
明月は相変わらず言葉使いはヤンキー口調。乱暴で女なのに俺様だ。 けど乱暴な口調とは裏腹に、いつもニコニコ笑っている。 「明月、宙(そら)連れて散歩行かねぇ?」 「うん。行こう!」 俺達は三人で近所の公園まで歩く。年齢差ばかり気にしていたあの頃が、遠い昔のことのように感じた。 「明月」 「ん?」 振り向いた明月に、そっとキスを落とす。 「うふっ」 俺だけが知っている可愛い明月の笑顔。 俺がずっと、この笑顔を守り続ける。 ―I will love you― ―永遠に君を愛す― ~ツンデレ親指姫end~ ※引き続き『あかずきんと狼!?』を掲載します。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!