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「あっちぃ~」
「よけい暑くなるから言わないで下さいよ」
「暑いもんは暑いんやから諦めたら?」
夏真っ盛り。
工場内は寒いくらいだが、喫煙所は夏の日差しが容赦なく差し込んみ、更にはビニールで囲まれただけの簡易喫煙所の為ビニールハウスの中の様にさらに温度は上がっている。
クーラーで冷えた身体がその熱で温めれる快感は数分だけ、その後はサウナの様な温度と熱気に汗が流れ出す。
「こんな状態でも吸う俺らって病気やな」
「山口今更過ぎるし」
「なんか今禁煙外来流行ってきてますよね?」
「あれホンマにやめれるん?」
「さぁ?小澤試しに行ってきてよ」
「なんで俺なんですか?山口さん行って下さいよ」
「俺も嫌やし、織愛行けよ、言い出しっぺ」
「嫌やわ」
相変わらずないつものメンバー。
でも違うのは30分後に始まる会議に雅稀さんが参加すること。
前回のコラボから2年。
雅稀さんの会社再度オファーをもらったのをきっかけに私、山口小澤の三人がかりで前回よりも大々的にやることに決まった。
そして、前回雅稀さんにはめられっる形になった会社訪問。
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