1171人が本棚に入れています
本棚に追加
/390ページ
車のドアを開け定位置の助手席に座ると
リクライニングをグッと下げ
目を閉じた。
別に寝ようと思っているわけじゃない。
イライラしているということは、自分自身も疲れるわけで
出来ればそんな事から開放されたいわけだ。
心を落ち着けようと思っていた。
だけど、ほどよい暗さと疲れ
瞼を閉じれば人は眠くなるものだ。
完ちゃん探しのことも忘れてあたしはいつのまにか眠ってしまった。
完ちゃんが会社の中にいる事に安心したっていうのもある。
ブランケットまでしっかりかけていたので
寝ようとしていたってことに対して否定する力は弱いかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!