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ショックで携帯を落としそうになる。
優亜「いやよ、
羽沙祇が苦しむのはもういや」
少し間があった。
雄介『…俺が守るから。
羽沙祇には言うなよ?』
心強かった。
羽沙祇を守って欲しい。
優亜「うん……」
雄介『じゃあまた。』
『ツーツーツー』
電話が切れた。
私は一枚の写真を取る。
私と羽沙祇と海と雄介と蒼が笑っている写真。
まだ羽沙祇と海は付き合ってなかった頃のお花見の写真。
まだ幸せだった頃の写真。
引き出しからマッキーを取り出し、海の上にバツを書いた。
なにがあろうと、私と雄介と蒼で羽沙祇を守る。
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