第2話

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舞えば誰もが誉めてくれる。 だけど、今は舞えば悲鳴が上がる。 あの時の煌びやかな衣装は私の大好きな色だった。 今は黒くて動きやすい服、何色にも染まれない。 あの出来事で大好きな親を無くし、 何かを失った。 もう、夢なんて見てる暇はない、その失った物を手にいれるため、ただ淡々と坦々とこの手を汚し。 次々何かを無くしていく。 もし、手を伸ばしていいのなら、声を上げていいのなら。 私は、、、、、。 「助けて」 と叫びたい。
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