疼く身体

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「お願いだから離して」 「俺の心変わりを無駄にしたいのなら、この腕を振りほどいて行け」 「わかった」 男の腕から逃れ様とぐっと身を引こうとするものの、全くビクともせず。 初めから離すつもりなんてなかったんじゃない。 「逃げないのか?」 「貴方のせいでしょ。態としている癖に意地悪ね」 「よくわかったな」 男は離そうとしない所か、私の身を強引に引き車の助手席へと乗せられた。 「どういうつもりよ?」 「お前の望んでた事以外、何がある?」 …私の望んでいた事。 男との情事って事ね。 男は車を発進させた。
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