2.

24/30
36428人が本棚に入れています
本棚に追加
/727ページ
その微笑みの下で、こんなことを考えているなんて想像もつかなくて。 楽しい話術と柔らかい物腰、大怪我するところを助けてくれたことも合わさって、すっかり打ち解けた気になってしまっていた。 それに、ああやって他の人と接するのは久し振りだったから…。 「…仕事は大体何時に終わる? 」 そんなことまで話したのか…と、目を閉じて嘆息すると、朔耶がクッ…と笑う。 「璃桜は何も言っていない。俺が勝手に知ってただけ。…いつも児童書の方のレジにいるだろう? 」
/727ページ

最初のコメントを投稿しよう!