違う時を歩んで

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「はぁ……ホワイトバレッド教諭も言ってやってくれ」 「んー…良いんじゃないですか?本人の好きにさせれば」 デーブは味方をして貰えたことに喜び、学園長は再度憂鬱そうに溜め息を吐いた。 そして頭を振って表情を改めた後、不意に職員室の時計に目を向けた。 「む、もうこんな時間か。ホワイトバレッド教諭、次に行こう。ではデーブ、また明日かな」 「はっ。……ホワイトバレッド、また明日会おう」 黄金の騎士は恭しく頭を下げ、友は俺を笑みで見送った。 「あぁ」 俺は片手を上げてそれに応え、職員室を後にした。
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