最期の言葉 #2

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最期の言葉 #2

「最期にもう一度だけ言わせて。みはる……あなたが大好き。それだけは忘れないでね」 そう言ってみはるちゃんの頭を撫で、力なく笑った。 「……疲れたわ。潔くん……ベッドを……戻して……」 ぼくは言われた通り、ベッドの脇のスイッチを押して元に戻した。 ベッドが戻る頃には、美香さんはもう眠っていた。 それから数時間後、美香さんは旅立った。
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