秘密の宝物

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私達が家族として、堂々と暮らす為には、日本を離れるしかないと、お父さんが考えてくれたシナリオなんだ。 でも、私達大丈夫かな? バレないように、上手く出来るかな? 先生が担任だなんて、毎日が薔薇色で楽し過ぎるよね。 「このクラスの担任を受け持つ事になった星野輝です。宜しくお願いします」 先生は教壇で挨拶すると、私の方をチラッと見た。 カッコいい~ 先生? もう私の事を意識しているの? 額に汗が光ってるよ。 ダメな、パパですね~。
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