Vs 本社

50/77
1381人が本棚に入れています
本棚に追加
/587ページ
「今日大阪から真田課長が見えます。みんなの状況を確認して、一緒に勉強したいそうです。立ち上がれなくなるくらい凹ませて下さい。」 「真田課長?あの真田課長ですか?」 「うんうん。さすがの王子殿も苦戦中らしいよ。」 ゲラゲラと笑ってしまった。 「連続した時間がとれないから仕方ないよね。」 ちょっとだけ庇った。 昨日のとこの確認しておいてくださいと伝え私は、フロアに戻った。 部長と課長に挨拶をしてコーヒーを渡し 部長には、明日から今のチームは、ここに戻ると話した。 「は?」 と言われた。私はほくそ笑んでしまう。 部長は、コーヒーを一口飲んだだけで研修室に向かって歩き出した。 「猫まんまの話は、内緒よ。」 課長にそう告げて私も研修室にまた戻った。
/587ページ

最初のコメントを投稿しよう!