番外編 二人のクリスマス

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「シャキッとしろよ」 「む、無理ですよ」 あんなに激しくサレちゃったんですから。 恥ずかしさに口を尖らせていると、 「ほら」 とフォークで刺したエビフライをスッと目の前に差し出された。 「やっぱ北海道のホテルは魚介が美味い。全然違う」 え、これって『あーん』ってしてくれるってこと? そんな甘いことをしてくれるような人じゃないと思ってたのに。 しかも、そんな甘いことを今現在しているとは思えない、冷ややかな表情。
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