エピローグ

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明日のことなんて、誰にも分からない。 それは人の気持ちも、同じこと。 「それよりも、俺達も早く学校に行かなくちゃ遅刻しちゃうよ」 そう言ってギュッと握り直す手。 そんな行為がただ単純に嬉しくて、つい笑顔になっちゃう。 「...うん!」 答えるように私もまた、キュッと中大路君の手を握り返す。 すると、ほら。 彼はこんなにも嬉しそうに笑ってくれるーー。 明日のことなんて、誰にも分からない。 だけどこれだけは言える。 “明日はきっと...ううん。明日はもっともっと、君を好きになる”
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