第3話

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制服のない私達には更衣室たるものが無いため、給湯室が女子の休憩室替わりとなっている 女子といっても、デザイン課には私と真由ちゃん、華子さんの三人だけだけどね 給湯室で必死に化粧直しをする真由ちゃんを横目に私はぼーっとしていると、華子さんが入ってきた 「お待たせ 用意出来てる?」 「ハイ…」 「まだです!私は終わりましたが蒼空せんぱいがまだです!」 「え?私?もういいよ~」 「何言ってるんですか!早く化粧直しして下さい!」 「え~いいよ~面倒くさい! このまま行くよ  たいして変わんないしさ」 「いいからすぐやる!」 お~怖っ ハイハイ直しますよ ちょっとだけお待ちください 華子さんはそんな私を見て同情の苦笑い…… この子の勢いは誰にも止められませんね 長いものには巻かれろ…… この子には素直に従っておこう それが私の為になりそう 化粧直しが終わり会社を出て三人でヒカルさんの店へと歩き出した
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