死に至る声

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「怖がらせてなんかないよ。そっちが勝手に怖がったんだろ」 やり取りを聞いて心から景壱は安堵した。 「貴方が烏天狗ですか?」 「この姿じゃ信じられないだろうけど、そうなんだよ。よろしくー」 イメージした厳格そうな姿と全然違う姿で、景壱は別の意味で驚いていた。 金髪で、ピアスを開けた烏天狗等、誰も聞いた事はないだろう。 「人間の悪い所ばかり取り入れて恥ずかしくないのかしら?」 「全然。それより、話が有るんだろ。テント建てといたから、そこで話そうぜ」
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