現在

3/7
4575人が本棚に入れています
本棚に追加
/46ページ
「ん……マネージャー! いまは仕事中で」 「俺は休憩中だ」 「あなたがそうだとしても私はっ」 「聞こえない」 吐息混じりの否定が、 敏感な左の耳に流しこまれる。 ぞくぞく と 足の間から這い上がるのは 紛れもない快感 呼び起こされる興奮。 敵うはずがない。 この男は 私の弱くて汚い部分を 熟知している。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!