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「ぎょぎょぎょ! 」
マルチェロくんが、
美少女の地区Bをクリックするや否や、
美少女ことネリーちゃんがガバッと箱から飛び起きました。
「さ〇なくん? 」
「“じぇじぇじぇ”って言いたかったんちゃいます? 状況的に」
うっかり間違いを指摘された美少女ことネリーちゃんは、
顔を真っ赤にして冴丸くんに抗議します。
「君もポポポポーンだったじゃん! それエー〇ーじゃん! 」
「わざとやもん。ほんまやもん」
二人の言い合いは続きます。
「うっそだー。
おデコにひらがなで“うそついてます”って書いてあるし」
「ウソっ!? 」
会話に置いてきぼりにされたマルチェロくん、
ある疑問を抱いていました。
それはネリーちゃんのお胸のこと。
たいらでフラットで、
ソレは例えるなら、
まるで自分のソレを触っているようなあまりにも面白みのない感触で……。
「あ、あのさー」
思わずマルチェロくんは、
疑問をネリーちゃんにポロリするのです。
「なんでしょう、マスター」
「失礼かとは思うんだけど、
君何カップ? AAカップ?
てかないよね!
ぶっちゃけないよね! 」
ネリーちゃんは、
そんなレディーに対して不躾な質問に、
ひらり笑いながら答えるのです。
「そりゃそうですよマスター。
あたし、こうみえて男なんで。
てへっ」
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