プロローグ

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保健室で過ごすあたしの毎日。 男子校の養護教諭として働くあたしの周りには、常に生徒たちが集まってくる。 あたしは単に、『周りに女子がいないから』、女の子に飢えてる子たちが寄ってくる。そう思っていたけど。 「お前が単に魅力的ってことだろ。俺だってこうしてお前に誘われちゃってるんだからさ。」 と、堂々とあたしの保健室でのたまいながらキスを迫ってくるのは、同僚でもあるあたしの彼氏。 ーーそんなわけないじゃない。 男子高校生の考えてることなんて、みんな一緒。 年上の女とヤリたいだけ。 だから、あたしは生徒にまず興味は持てない。 ましてや、あたしの彼は7歳年上で妻帯者。 10代の男の子なんて、コドモでしかない。
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