居酒屋まるのホワイトデー

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「うまくいかないわけがない!おまえの作務衣を片時も離さずにいたおかげだ。」 うわ、気色悪ぅ。 ・・・・・・待て。 「会議の最中も持っていたんですか。」 「当たり前だ。」 ちょ!待て! 「な、何か言われませんでした?その・・・一族の皆さんに。」 「うむ。何だと聞かれたので、将来の伴侶のものだと答えておいた。」 この・・・大馬鹿吸血鬼が!! どうして羞恥心がないかなっ!! 「み、皆さん、それは困っておいででしたでしょう。」 「羨ましがられたぞ。」 ・・・吸血鬼・・・滅んでしまえばいいのに。 どうしよう、殺意が湧いてくるぞ。
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