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僕と宮沢は、一旦研究室を出て、エレベーターで屋上まで上がった。
地下2階から屋上は、8段階も違うのに、1分も経たずに着く。
「降りるよ。」
エレベーターに一緒に乗っていた宮沢は、「は、はい。」なんて微妙に緊張している。
まぁ、ココには鬱陶しい奴もいるし、僕もあんまり来たくはないけど・・・
僕は、屋上のテラスに入るガラスの扉をノックした。
その時、中に見覚えのある顔がこちらを向き、ここからでも憂鬱になった。
「失礼しま・・・」
「つっきー!!おはよう!!」
「・・・ウザい」
扉を開けた途端、コイツは僕に抱きついてきた。
僕の後ろにいる、宮沢がポカーンとしている。
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