とある昼下がり(棟夜、馨×ルイ)

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ビリィッ! バリィッ! 棟夜の持っていたハンカチと馨が持っていた雑誌が綺麗に真っ二つに破れた。 ハンカチと雑誌がそんなに簡単に破けるものなのかとも思うがこの際それは今は横に置いて置こう。 「おい、これは現実か?俺達は幻想でも見てるのか?」 「落ち着いてください、これは現実です。今早速自分の頬をつねってみましたがしっかりと痛かったです」 ヒソヒソと話す二人を見てやはりこれは普通の事なんじゃないと勘違いした姫はまたぶわっと赤い瞳に涙を溜めていく。 「うぅっやっぱり僕なんかの病気なんだぁっ」 「ああっ泣かないでください、それにこれは病気でもなんでもないですよ、ただの生理現象です」 「せいりげんしょう?じゃあ治る?」 下半身を晒したまま小首を傾げる姫は純真無垢な天使そのもので二人は内心このまま死んでも良いなんて本気で思っていた。 それと同時に頭の中で今まで賢明に保っていた理性という糸が今にも焼き切れそうになっていた。 「そうですよ、でも、姫まだ治し方知らないですよね?」 「うん、分かんない、棟夜と馨は分かるの?」 棟夜がチラリと馨に視線を送るともうヤルことだけしか考えていないのかいつもよりも数倍ギラギラとした目つきをしていた。 「分かりますよ、じゃあ、まずズボンと下着脱いで私の膝の上に座っていただけますか?」 「う、うん…」 普段と違う状況に少しだけ羞恥を感じているのか恥ずかしそうに一枚一枚脱いでいく。 その光景だけで二人の下半身は姫の立ち上がる下肢よりも大変な事になっていた。 「これで良いの?」 何の疑いも持たずに言われた通り行動する姫に棟夜は心の底から今まで俗物なものから避けさせて育ててきた甲斐があったと思った。 ちなみに別に育てたのは棟夜ではないがその事に当の本人が気付く事は一生無い。 膝の上に乗り上げてきた姫の顔を見下ろすとセットで姫の立ち上がったものが見えて情けなくも視覚的な効果だけで達しそうになった。 後ろにはいつの間にか馨が移動していて姫は棟夜と馨に挟まれた状態になる。 未だに不安そうに瞳を揺らす姫に安心させるように棟夜は顔の至る所にキスを降らす。 「ど、どうすればいいの?」
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