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「…とりあえず回収しに行こう。」
元来た道を戻ろう。
そう決心はするが、肝心なことに気が付く。
「…道がわからない。」
道がわからないからにはどうしたものか。
「…馬車の向かっていたであろう方角に行こう。」
卵の正確な位置がわからなくても馬車の向かっていた方角ならだいたいわかる。
たぶん助けた女の子もその方角に向かうはずだから、合流して卵の場所まで連れていってもらおう。
出会えるかどうかは神次第、と神の1人であるはずの俺は歩みを進めるのであった。
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