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side.真琴
「兄貴また来たのかよ」
「良いだろ?実家なんだし」
「雅美までいんじゃん」
「よ、真琴おひさー」
二人でならんでテレビを眺めている。
クソババァと親父は店だし
「俺トイレ」
でかした兄貴
居なくなった隙に、雅美に詰め寄る
「ん?どうした真琴?なんか相談?」
「ん。雅美ってさ、兄貴とヤってんだろ?」
「いきなしなに聞いてんだあんたは」
「なぁ、女って初めてってそんなに痛いもんなのか?」
雅美は口を開いてーー・・・苦笑いを浮かべて俺の頭に手を乗せる
「あんた彼女できたんでしょ?
聞いたよ。なに?もうそんな進んでんの?」
いや、ぜんぜん。
キスすらーー・・・あ。
一回だけやったなそう言えば。
でもさ、聞ける機会滅多にねーし、聞いとくべきだろ?
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