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「私は痛かったよ。鼻に大根突っ込まれた感じ」
「・・・」
「まぁ、人によって違うらしいけどね
あとはあんたががっつかなければいい話」
「ふーん…」
「あとは?なに聞きたいわけ?」
「もういい。この話兄貴には」
「内緒にするよ」
よし。
俺の部屋に入って、スマホを睨む
まだまだそんな段階じゃねーし
まずカレカノっぽくねーし。
ーー・・・よし。
デート、だろ。
あいつは部活あるから、家の方が楽だよな?
ランニングの帰りとか、家に連れてくるか?
あいつは絶対警戒せずに家に来る気がする
よし。
決まりだ
『明日からランニングの帰りに家寄れ』
『何かあるの?』
『特にねーけど』
『そうなの?遅くに伺うのって失礼じゃないかな?』
『平気』
『ランニングウェアなんだけど…』
『別にいい』
『じゃあ明日行きます』
よし
思わず小さくガッツポーズが出てしまう
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