第75話

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あれから幾ばくかの時間が流れた。 何ヶ月か、何年か。 それは今でもわからない。 でも私は生きている。 世界が混乱に巻き込まれた。 それほどの悲劇があった。 それでも私は生きている。 運がよかったのか。 大混乱は高みの見物だった。 私もその場にいればもしかしたら。 そんなことも考えた。 だけど私は生きている。 死ぬことも辞さない。 唯一つの夢だった。
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