第3話

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
の本屋で有名な人の書いた十日で誰でもできるビジネスというタイトルでサブタイトルに、それでも君は何もしないのか、と挑戦的な事を書いていたので、そこまで言う?ならやってみるかって。やってみたんだな。でも、十年ほど経っても儲からないんだね。まぁ、プランというか私は完全無欠なはずだから。 きっと時代が早すぎたんだろう、世間が追い付いてなかったんだろう。何年か後、マネした人が成功するんだろうな。まぁ、そんな話どうでもいいか。よーするに、こーとーわーるー、みたいな、ちょっと併せてみていいよー、うん、うん、ぜんぜん似合いますよー、みたいな。チャ、チャックノリスの背な毛!みたいな理由で断ることにしました、布団の購入を。  散々待たされた挙句、要求を断られたため、ジョーはもうカンカンに怒りはって力いっぱい殴り掛かってきた。 そのパンチはウルフ金串はんを、力石はんを、カーロスリベラはんを、ハリマオはんを、倒してきはったカウンターパンチやった。 わてがパンチを出していないのにカウンターパンチを出すやなんて、さすがジョーや。物理的に不可能を可能にする男。 いやいや感心してる場合やのうてこりゃ大ピンチ、絶対絶命でございやす。 パンチがわての左頬にバッチーンと当たろうとしたまさにその瞬間にやね。 だいたいやね、いや、だいたいやないんやけどね、口癖やね。 ジョーがだいたい急性白血病になったんやね。だいたい急性白血病ておかしいがな。 ゆうてもうてるやん病名。はっきりと。 まぁ、ええか。  せやからわて、ジョーをだいたい抱き起してやね、だいたい助けてくださーい、ゆうて叫んだんやけどね。 家にはだいたいわししかおらんもんやから、普通に電話して救急車呼んだんですわ。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!