プロローグ

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神聖王国町外れ ザッ ザッ 魔法使い(今頃女騎士が僕を探してるかもな。) 魔法使い(でも、すまないね。今のこの国では僕のやるべき事はないんだ。) 魔法使い(いや、今はまだ出来ない、その時期では無いと言ったとこかな。) 魔法使い(残りのメンバーでも何とかなるだろうしね。) 魔法使い(その時が来たら戻って来るよ。) 魔法使い(まずは隣の国に行こうかな。) ザッ ザッ 魔王城跡地 勇者(国王として俺に何が出来るのだろうか 勇者「どう導けば良い・・・」 勇者「僧侶は大神官として神の教え持って民を救える。」 勇者「女騎士は将軍として兵の統率を持って民を守れる。」 勇者「魔法使いは執政官として厳格な法を持って民に示せる。」 勇者「俺は何を持って何が出来る。 スゥ~ 勇者「こんな所に蝶か。」 勇者「元々ここに居たのか、迷いこんだのか。」 勇者(自然の生き物は強いものだな。) 勇者(周りの環境に順応し生きていく。) 勇者(群れを成す生き物はそれぞれの役割を分担して組織的に行動し生きる。) 勇者「組織か・・・」 勇者(人類も同じだな、そうだ。) 勇者(今まで通りで良いのだろう。) 勇者(仲間と共にあり、民と共にある。) 勇者(人がいて初めて国が成り立つ。)
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