始まりの章
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時を重ねる毎に、 遠ざかるはずの過去なのに。 私は、まるで…… 昨日のことのように覚えている。 冷たい、あの日の唇の温度を。 そう、それはまるで氷のように ひんやりと…… 冷たかったんだ。
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