298人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
『私は愛翔をイジメるヤツが許せないの。ねぇ羽瑠、羽瑠は私の友達の花園ひとみが好きなんだよね』
『…っ、それがなんなんだよ』
『ひとみと一緒に学園ライフ満喫したくない？』
『ひとみちゃん、三星に転入すんの！？』
『ばーか、逆だよ。羽瑠がマルティーヌに進学するの。ただし健康診断と定期テストの時は元に戻る。愛翔のイジメがなくなれば、勿論私達は元通り。それまで入れ代わるの。どう？』
『ひとみちゃんと学園ライフ！？』
俺はゴクンと息を飲む。
男子禁制、マルティーヌ女学院高校。禁断の花園。
瑠羽の奇想天外な案に仰天しながらも、俺の脳裏には、可愛い女の子達が体操服に生着替えしている姿が目に浮かび、鼻の穴がヒクヒクする。
『にひひ』
『これで決まりね』
最初のコメントを投稿しよう！