~更科とりかへばや物語~

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(あ~、一番上かぁ...) 背伸びしても届きそうにないので、可動式の梯子をガラガラと引いてくる。 「よっ...と。」 梯子を使って上まで登り、収まる所に本を戻す。 コツコツと誰かの足音が響いてくる。 「葉月...いる?」 「史也先輩、奥にいます!」 声だけで誰かわかってしまうのは、好きだからだろうか。 そして、迷うことなく足音はこちらに向かってきた。
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