LebensSpiel

2

「あぁ…そうだな」

2列目ということだけでなく、何人かはいなくなっていたこともあって僕達の順番は早い。

人が出てこないから、案内されるまでは中に入るタイミングはわからない。

タイミングによっては悠斗と一緒に入室できるかな？

まぁ、中に5部屋あるって言ってたし、そこからは別々だけどね。

「では、次の方…2名お願いします」

お！一緒だった。

僕と悠斗は顔を合わせて頷く。

「二人ともテスターになれたらいいな」

「うん！それと、無事に帰れたらいいね！」

冗談っぽく言って、僕達は扉の中へ入った。