エクソスケルトンからパワードスーツへ

2/28
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/28ページ
   自滅兵器である核が時代遅れとなった戦場で、常に前線を支えてきたのはパワードスーツやABMである。  航空兵器や陸戦兵器の標的となりながら、いわゆる人型機動兵器は小火器兵力(歩兵)の先鋒であり続けた。何故だろう………それは一重に『戦場が万能ではない』という一言に尽きる。  陸戦において最も重要となるのが地形と展開力である。これは古くはWWⅡにおけるドイツ戦車部隊の電撃戦に始まり、いまなお戦いの有利不利を左右している。そこにあって人型機動兵器は柔軟に対応でき、例え移動手段そのものを車両や航空機に頼らざるを得ないとしても戦場に欠くべからざる存在なのである。  本書はそんな戦場の主役たるべき人型機動兵器たちに光を当ててみた。  ページを進めるに従い、その全貌を明らかにしていきたいと思う。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!