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「この奥が寝所だ」
「はい」
「侍女も廊下で控えている。
ジャウドも、衛兵もな、だからーー・・・」
「??」
「あまり大きな声をあげるなよ?
悲鳴と間違われて入ってこられても困る」
「っ///」
そっと寝台に横たえれば、美しい髪が広がる
一房取って口付ければ、その柔らかい手触りに目眩がしそうで
早く早くと全身が訴える
「アズール様、服は私が脱いだ方がよいのですか?」
「勝手に動くな、俺がやる」
「あ……申し訳ございません」
俺の言葉に恐縮したように体を縮める。
歯痒い
言いたいことと伝わる言葉に誤差がある。
もっと優しく言わねばと思うのに、口は思うように動かない。
「ん……アズール様」
全身に口づけ、触れて
まだ幼い体が、まるで蕾を開かせるかのように女の体に変わっていく
「これで子を授かるのですか?」
「違う。ニンフの体内に俺の子種を注ぐことで子ができるのだ
これだけではできん」
「ん、そ、なのですね」
「あぁ」
「じゃぁ、今しているのは」
「子を成すには体も準備をせねばならないのだ」
「ひ、ん」
「分かったら力を抜け」
「っんく、はぁ、い」
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