ジャガンディ王国

20/21
186人が本棚に入れています
本棚に追加
/189ページ
ーーーーーーーー ーー・・・ 「ん、くぅ」 「痛みはないだろう?」 「ふぁ、い」 それでも苦し気に喘ぐニンフの体を抱き起こす。 寝台に座れば、ニンフの体がピタリと合わさる。 「美しいな」 美しい白銀の髪 せっかく櫛を通したのに、乱れて絡まってしまっている。 「アズール様は、女人の、髪が、お好きなのですか?」 「違う」 「では、この色ですか?」 必死に言葉を紡ぐニンフの頭を撫でてやりながら、ゆっくりと身を沈める。 「ひ、ん」 「そうだな。この白銀は美しい」 「ぅ、ぁ、この、色は、聖気のせいだと、聞いています」 「ほぉ」 「聖気、は、髪にためられるそ、なのですが、私は、多すぎて溢れていると」 成る程。 聖気が多いためにこの色で、かなり長い髪だが、そこにためきることができないほど聖気が多い、と。 「ん、ん、」 「どうした?」 「はぁ、あ」 苦し気に喘ぐニンフの体が光り、聖気が強くなっていく。 神々のように体が光を放つ。 「動きたいか?」 「??」 「分からぬか。まあいい。」 これからはいやと言うほど快楽を刻み付けてやる。 「ふぁ、アズール様ぁ、あ」 ーー・・・ ーーーーーーーー
/189ページ

最初のコメントを投稿しよう!