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かつて、このエルガイアと呼ばれる世界では、光と闇の神々が戦いを繰り広げていた。
戦いは永きに渡り、神々は疲弊していった。
そして両陣営は、疲れや傷を癒す為に世界へと降り立ち、大地に根を下ろし、深い眠りについたと神話では、そう語り継がれている。
また、光と闇の神々は深い眠りにつく前に、この世界にいくつかの代理人を産みだした。
『光の種族』と『闇の種族』である。
そして彼らも、神々と同じように光と闇に分かれ争いを始めた。
光の陣営は人間が中心となり戦った。
また闇の陣営は、デーモンの王が闇の種族を率いて、自らを『魔王』と名乗り、光の種族に戦いを挑んだ。
この戦いも、世代を跨ぐほどの年月を必要とするが、僅かに光の種族が勝り、光の戦士の剣が魔王をとらえたと言われている。
魔王は倒される寸前に自らの命を犠牲にし、禁呪を放った。
すると、魔王とその僕たる魔族達が砕け散ると同時に、すさまじい勢いで世界に様々な害悪を呼び込むとされる邪気が降り注いだ。
その量は世界を覆うほどであった。
光の戦士達は残された僅かな力で光の神々の力を借り、大地神イディスの神殿がある『原初の島』と呼ばれるオリディオール島へ『結界』を張り、消息を絶った。
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