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楽しそうに喋る結斗。
可愛いな、ほんと。
こいつがしたいことは何でもやってやりたくなる。
「…イチゴのケーキじゃないとやだ。」
なんで俺はこんなにも素直じゃないんだろう。
それでも最近はデレるようになったけど。
「分かりました。」
優しい表情でこちらを見つめる結斗。
あんま見んなよ、照れるから。
ついつい視線を反らすと、小さな笑い声が聞こえた。
こいつには何もかもお見通しなんだろうな。
「…ほら、さっさと着替えるぞ。」
「はぁーい。」
クリスマスにお泊まりデートか……
ちょっと楽しみかも。
「陽さんニヤけてますよ?」
「はっ…ニヤけてねーし!」
まって俺そんな顔に出てた?
「楽しみですね、いろいろ。」
小悪魔だ……
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