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『…妖刀、村正…。』
沖田が呟く。
『…私にはお似合いだろ。』
苦笑いがこぼれる。
別に探し求めたわけでもない、
選びあてたわけでもない、
たまたま あの日 、
手にしたのがこれだった。
『私を生かしているのは呪い…私に人を斬らせるのが妖刀だ。』
『…椿さん…。』
一丁前に血は流れるし
痛みも感じるが
私は人間ではない。
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