4.素顔

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「骨折だよ!骨折!」                                         そんな馬鹿な....                       「ちょっとアンタら、嘘もいい加減にしなよ」                  「何だよ。ガキ」                                       ゆうりがとっさに俺の前に出て反論した。                                       「ガキとかそういうの関係ないと思うけど」                                      「生意気な野郎だな」                                                  「ふ...それでいいけど」                                           「おめえら、こんな時間にほっつき歩いていいのかよ。学校にチくるぞ」                             俺らはどうやら中学生辺りに間違えられてるらしい。                                   「じゃあ、僕たちは警察呼びますよ」                                               「チッ....お前を見てると腹が立ってくるんだよ....おい、こいつらシメテやろうぜ」                  ヤバい!そう思った。                                          けど肩に男の手が触れた途端、男が声を上げ蹲った。                                          そして残りの奴らも。                                          その時、最初に倒れた男が声を上げた。                                     「ヤベーぞ....!女王蜂だ」                                            「マジかよ」                                             男たちは何かに怯えるように立ち去った。
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