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「骨折だよ!骨折!」 そんな馬鹿な.... 「ちょっとアンタら、嘘もいい加減にしなよ」 「何だよ。ガキ」 ゆうりがとっさに俺の前に出て反論した。 「ガキとかそういうの関係ないと思うけど」 「生意気な野郎だな」 「ふ...それでいいけど」 「おめえら、こんな時間にほっつき歩いていいのかよ。学校にチくるぞ」 俺らはどうやら中学生辺りに間違えられてるらしい。 「じゃあ、僕たちは警察呼びますよ」 「チッ....お前を見てると腹が立ってくるんだよ....おい、こいつらシメテやろうぜ」 ヤバい!そう思った。 けど肩に男の手が触れた途端、男が声を上げ蹲った。 そして残りの奴らも。 その時、最初に倒れた男が声を上げた。 「ヤベーぞ....!女王蜂だ」 「マジかよ」 男たちは何かに怯えるように立ち去った。
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