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俺に出来る事 #2
ラジオ局としては個人のプライバシーというか『ショウ君』の意志もあり、彼女が問い合わせをして来ても所在を教えない事になってる
「彦星も……」
彼女の事も…
手術の事も…
昴が望む事は、何とか叶えてやりたいって俺は勝手に決めてる
俺は、昴に助けられたから…
「よしっ…早く帰らないと母さんが怖いから帰ろ」
考えても答えが出ない問題を頭から消す様に家まで走る。
春先だけど夜はまだ風が冷たい
昴が出した答えが間違ってるわけじゃないと思う
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