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~Prologue~
あれは冬の日の夕方。いつもと変わらぬ部活の帰り。
俺は、1人の女性と一緒に帰っていた。
その女性は、俺が入っている部活の部長であり、仲のよかった(少なくともこちらはそう思ってた)女の子だった。
バレンタインにはまだ早いが、俺はなんとなく、今日ならいけると感じていた。
おあつらえ向きに部員たちが先に帰っちゃったし。
他愛ない話を繰り広げるなかで、俺は言った。
「なあ、聞いてほしいことがある。」
「んー?何?」
「・・・付き合ってくれないか?」
「・・・えっ?」
・・・流れる沈黙。歩みを止めて、立ち止まる二人。
その沈黙を破ったのは、女性だった。
「・・・いいの?私なんかで。」
「・・・うん。」
「そう・・・ありがと(^^)物好きだね。君もw」
「そう言わないでくれ。」
・・・めでたく告白は成功し、俺らは「カップル」となった。
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