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「はぁ、はぁ……」
フルティは声を枯らしていた。
あまりにも思っていたことが違い、叫ばずにいられなかった。
そうしなければ、あいでんてぃてぃーとかそのへんのものが保てないとか思った。
だが、驚いたのは少女も同じであったのだ。
クールに決め込んでいたと思っていた少女。
しばらく、爆発後の空を見上げていたが、再びフルティを鷲づかみにした。
「おい!なんだ今のは!」
「ふがっ!?」
「爆発したぞ!こっちが目ぇ覚めたわ!」
「そりゃ、いわゆる怪人だもん!やられたら爆発もするさ!でも問題はそこじゃない!」
「そこだろ!バケモノならいい!だがお前、この世界の人間とか言って……」
フルティを放り、両手で頭を抱えてうろたえている。
「死んだのか!?殺しちまった!?」
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