2-Aパート

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「はぁ、はぁ……」  フルティは声を枯らしていた。  あまりにも思っていたことが違い、叫ばずにいられなかった。  そうしなければ、あいでんてぃてぃーとかそのへんのものが保てないとか思った。  だが、驚いたのは少女も同じであったのだ。  クールに決め込んでいたと思っていた少女。  しばらく、爆発後の空を見上げていたが、再びフルティを鷲づかみにした。 「おい!なんだ今のは!」 「ふがっ!?」 「爆発したぞ!こっちが目ぇ覚めたわ!」 「そりゃ、いわゆる怪人だもん!やられたら爆発もするさ!でも問題はそこじゃない!」 「そこだろ!バケモノならいい!だがお前、この世界の人間とか言って……」  フルティを放り、両手で頭を抱えてうろたえている。 「死んだのか!?殺しちまった!?」
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