減災

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減災

また赤色と黄色で示された日本地図を見た。 あの忌まわしい記憶がよみがえる。 南海トラフが動くと和歌山県の串本に3分で津浪が到達すると予測されている。 愕然とする。 読売の社説 時は流れない。雪のように降り積もる。 人は優しくなったか。 賢くなったか。 この文章が何回も脳裏を過る。 ただ、ただ愕然とするだけだ…。 自分は何もできない。 しかし想うことはできる。 減災について…。 足が不自由な人は3分で高台に移れない。 以前、テレビで自衛隊が持っている海に避難するカプセルを普及してほしい。 衝撃及び火災耐性があるカプセルを…。 高台に避難することができない人の為に我々は何が考えられるだろうか!? 逆に海に避難できるカプセルだったり、海水が侵入できない地下豪であったり、食糧の確保、トイレ等の公衆衛生のコトなど、多岐にわたることに考えを張り巡らさなければならない。 第一に命あっての自分だ。 このことを考える瞬間、なんと平凡でありふれた退屈な毎日がありがたいことであろうか…。 あれから… 人は優しくなったか。 人は賢くなったか。
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