この世の終わり

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「瑠羽、待て!」 「羽瑠、離せ!」 「俺が行く。俺が白龍連合に潜り込む」 本当はそんなことしたくもないが、女の瑠羽を暴走族に潜入させるわけにはいかない。 「羽瑠が?無理だよ」 「…っ、何で無理なんだよ。俺はさっきまで奴らと一緒だったんだぜ」 「嵐達と?」 「真城が奴らを連れて来たんだ。真城と三人は幼なじみらしい」 「あの真面目な真城とヤンキーの三人が?」 「うん。さっきまで、ドン引きで一緒だった」 「マジで?」 瑠羽は俺の言葉に、信じられないって顔で、目を見開いている。
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