84人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「瑠羽、待て!」
「羽瑠、離せ!」
「俺が行く。俺が白龍連合に潜り込む」
本当はそんなことしたくもないが、女の瑠羽を暴走族に潜入させるわけにはいかない。
「羽瑠が?無理だよ」
「…っ、何で無理なんだよ。俺はさっきまで奴らと一緒だったんだぜ」
「嵐達と?」
「真城が奴らを連れて来たんだ。真城と三人は幼なじみらしい」
「あの真面目な真城とヤンキーの三人が?」
「うん。さっきまで、ドン引きで一緒だった」
「マジで?」
瑠羽は俺の言葉に、信じられないって顔で、目を見開いている。
最初のコメントを投稿しよう!