生命の起こり

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生命の起こり

ようやく、 今の話をしよう。 今の俺は、 非常に興奮した状態にある。 まさにさっき、 驚くべき現象を観測したのだ。 まさかここまで来るとは思っていなかった。 進化と言うやつは、 げに恐ろしきものだ。 これまでもよく進化してきたとは思っていたが、 比ではない。 ついにこいつら・・・・ついに、 言語を発明しやがったのだ。 いくらなんでも言語までは無理だろう、 と、 そう思っていた俺は完全に度肝を抜かれた。 互いの意思疎通のために、 情報性を持ったサインを発するようになったのだ。 初めのうちは単純なものだったが、 次第に複雑な指示が出来るようになってきていた。 これによりこいつらは非常に効率的な活動を許され、 より高度な方法で生き残るようになっていった。 言語を持つものと持たざるものでは、 あまりに差が大きかった。 たちまち、 世界はこいつらの天下となっていった。 試しに1つの個体を詳しく分析してみて、 俺はまたさらに驚いた。 こいつらの先祖は、 あろうことか・・・・「新しいフォルダ」から「人工生命」のフォルダに逃げ出してきた、 小型プログラム・・・LIFEの亜種だったのだ。 またしてもLIFE・・・。 俺はこいつらに、
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