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嫌でしょうがなかった結婚も、始めは嫌いだった龍成も、今は慣れてきたとまでは言えないけれど、イヤだなんて思わない。
それどころか、いいように計画に使われて腹立たしい部分もたくさんあるけれど、そんな彼に惹かれているわたしがいる。
今日の話を聞いて龍成を少し知って、複雑だったけど、なぜかどうしようもなく、彼を幸せにしたいと思った。
どうすればいいかなんてわからない。
でも、なんでもいい、わたしとの半年間、残り5ヶ月でほんの少しでも幸せだと感じて欲しい。
そう、心から思った。
彼がわたしの考えも及ばないほどの悩みを抱えているなんて知らずに───。
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