プロローグ

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鷲見「ずいぶんとカワイイ子を入れたな。ああいうのが好みか?」 喜多嶋「手を出すなよ。うちの会社のだ」 鷲見「なんだ?ずいぶん警戒してるんだな」 喜多嶋「お前はバイだからな。警戒もする」 岡野「バイ……?あっ!」 (男でも女でも恋愛対象はかまわないってタイプの人か……) (遊び人なのかな?鷲見社長ってなんだかミステリアス……) (それにしても、みんな見るからに仕事が出来そう。スーツ姿も素敵だし……緊張するよ) 思わず赤面して視線を泳がせていると、鷲見社長と目が合った。 鷲見社長は、にやりと笑うと、すぐにそばに来て、頭のてっぺんからつま先まで僕を観察し始める。 鷲見「……お前……」 すっと鷲見社長の手が僕の胸元へと差し入れられた。 岡野(うわわわわわっ!?) 振りほどきたいけど、相手は取引先の社長だと思うと、動けない。 それに、バイと聞いた言葉が、頭をぐるぐる回る。
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