1051人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
市原さんとの関係は
言葉では説明できないものになっていた。
カラダだけの関係なんて
あり得ないと思っていたし
私はそういうのを軽蔑するタイプの人間だ。
カラダから始まる関係なんて存在しない。
それくらいに思っていた。
実際、私と彼との関係はそういうものではなかったし
私にもそんな認識はなかった。
心の中には祐介が存在しつつ
私は
彼のことを男性として
意識し始めていた。
少なくとも
彼は私にとって必要な存在だった。
最初のコメントを投稿しよう!