3866人が本棚に入れています
本棚に追加
/794ページ
「なんかストロベリーとかそういう甘い匂いがすんだけど」
前は爽やかな柑橘系だったのに。サラサラとした髪をよしよしする。んー
「俺様好みの…いー香り」
思わずギュってしちゃうよね。かぁーいくてますます離したくない。
「…だって」
「だって?」
腕の中で小さく呟く萌メガネ。なんか拗ねてるみたいな喜んでるみたいな声色。
「愛君がこの前の授業で甘い匂いが好きって言ってたから…だから」
「…!」
おっと。まずい動揺した。明らかに心臓もっとバクバクしちゃってる。
確かに2日前の英語の授業の時、ストロベリーみたいな甘い香りに弱いって…言った俺。
「えっ」
まさかまさかやっと気付いた。それ聞いて…シャンプー俺好みに変えたの?
最初のコメントを投稿しよう!