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気が済むまで抱き締めさせろ。いっつも触れさせてくれないから、仕置きね。
「ちょっと、どこ触ってんの」
「我慢しようね」
ウエストら辺を撫でたら、まるで変態に言うような口調で怒られた。
それでもギュってすると萌メガネの体温が熱くなるような気がして。勝手に自惚れて幸せムード。
「愛君、心臓やばいよ君」
「萌ちゃんのせい…」
恥ずかしいこと言うなバカ萌メガネ。自分の心臓なんだから俺が1番分かってんのっ。
仕返しで顔上げさしてやんない。
…こんなハグだけで顔赤くしてる俺様なんて絶対見せてやんないからね。
てことで話題変えようか。
「シャンプー変えた?」
「…」
甘く香る。髪を撫でながら聞くと、萌メガネがピクッと動いた。
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