7. 襲い来る脅威

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青人が『ドラゴンハート』に加わった次の日。土曜日。 今日は空を飛ぶのに適した晴天だ。 俺たちはメンバー全員で、町内をパトロールして終わったところだった。 「んんー......!今日は良い天気だねー!」 恵美は両手を天に掲げ、伸びをする。 その緩んだ表情は実に気持ち良さそうだ。 「平和を実感するね」 「......はい......」 微笑みながら空を眺める深に、コクりと同意して頷く華菜。 平和、か...... 「今日も異常なーし!」 「ああ、そうだな」 満足そうな真命に、俺も微笑みながら頷く。 ふと、俺はマリアナの方へと振り向く。 マリアナは深く考え事をしている。 昨日からずっとこの調子だ。 「マリアナ、どうかしたかよ?」 「......ん?いや......」 青人の問いに、かなり素っ気なく答えるマリアナ。 やはり、《奴ら》の事を気にしているのだろうな...... 「ホント?何か元気ないよ?」 「......そうか」 恵美も流石に心配なのだろう。 恵美の表情がそれを物語っている。 「腹でも痛いのか?」 「いや、青人先輩じゃないんですから......」 首を傾げながらマリアナに問う青人を、呆れの目で見る真命。
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